テレビリモコンのお話
またまた登場です。
文芸部で活躍し今でも小説や俳句を書いている友達に感化され、ちょっとだけ書いてみました。でもなかなか上手くいきませんね。出来は全然よくありません。
テレビリモコンのお話
あなたは毎晩疲れた顔で帰宅し、私に触れてテレビをつける。
時々笑顔を見せるけど、それ以外はいつも少し憂いを帯びた顔。
チャンネルを変えるように、あなたの気分をぱっと切り替えられたら良いのにな。
日々触れられ体力を消耗し、死ぬたびに電池を交換され、何度も生き返る。
生まれて死ぬを繰り返し、記憶はどんどん蓄積されていく。
教育番組で誰かが言っていた、永劫回帰。
あなたに何も出来ない、私の無意味な生命。
この生命に向き合って何度も生死を繰り返せば、自分を変えられるのだろうか。
あなたのために何かすることができるようになるのだろうか。
テレビリモコンの気持ちを想像して書いてみました。何か変ですね。
また気が向いたら何かしら書いてみたいです。
ではまた。