日本学術会議の件について思うこと。

どうもお久しぶりです。

 

最近起きた出来事で私が非常に懸念を感じている出来事があります。

ええ、題名の通りです。

推薦されたうち6人が首相によって任命を拒否されたあの騒動です。

世間の反応はどうなんだろうとTwitterを覗いたんですが、6人の排除が学問の自由の侵害にあたるのかについて意見している人が多い印象を受けました。

私はそういった意見は少しずれているように思っていまして。

6人が政権に否定的かどうか、学問の自由は守られているのか、というのは勿論重要ですがそこまで必要な論点ではないと思います。残りの方々の中に批判的な方もいるんだからこれくらいで侵害だとか言うのは騒ぎすぎだ!…これも何か違う気がします。

私が問題だと思うのは、任命を拒否した理由を説明しないことです。

拒否したことにそこまで怪しい事情がないのならはっきり理由を説明できると思うんです。でもそこを渋るとはどういうことでしょうか。何か隠しているのではないか…と思われるのも仕方が無いと思いますよ。

昨日か一昨日だったか、菅総理が説明を求められて一応しましたよね。

私もどういうことを言うんだろうか…と気になっていたんですが、全然ぱっとしない説明しかしませんでした。6人をなぜ拒否したのか、抽象的過ぎる説明しかありませんでした。なぜこの6人がだめなのか、具体的な要因の説明がほしかったです。いや、そこまで説明するべきでした。

このままだと、過去に国会で答弁した「任命は形式的なものだ」という発言と矛盾します。つまり嘘をついたことにもなりかねません。例えその答弁が自分のしたものでないとしても。

それどころか、学術会議そのものの在り方の問題に話題をすり替えて…論点をずらすな!と思わず叫んでしまいました。

 

始めの頃は新総理に期待していたんですが、早速私の中の株が急落しました。これから真摯な対応が見られるか待つしかありませんね。

「かわいい」という言葉で総理のマイナスな側面がむやみに覆い隠されてしまっている気がします。ある程度持ち上げることは大切だとは思いますが、今の世間はやり過ぎな気がします。お祝いの浮かれモードを早く脱して、冷静な視点で批評をするべきだと思います。私はこの一件で脱したので皆さんも是非。

 

ではまた。