コペルニクス的転回……?
毎度の如く、2020/06/22に書いていることにします。
今日も一日お疲れ様でした。
今日はすごいことが起きました。
自分の人生観(?)が変わりました。
私は今までずっとカントの考え方を支持して生きてきました。
「人としてこうしなければならない」という規則を自分の中に作って、それに従っていました。その点では自律を徹底していた気がします。
しかしそればかりしていると、出来なかった時の自分を激しく責めて……
リストカットまでは行きませんでした。下手したら死に至る。死ぬのは怖かったので。でも、顔が腫れるくらい平手打ちをしたり、腕にあざを作ったりしていました。
何も完璧に出来ない自分が大嫌いでした。
でも、今日倫理学の講義で先生がアリストテレスの話をされているのを聞いて、私の考えの欠点がわかりました。
自己肯定感が驚くほど低かった。自愛を全てエゴイズムとして片付けていた。
これは改めなければいけないんだ、そう思いました。
彼曰く、人間の善は幸福で、幸福とは人間の本来のあり方や本質が実現されている充実した生。人間の本来のあり方はみな同じ性質を持っている。それは共同体に存在すること、理性を働かせ物事の理を持った生活を送ること、美を実現する生活を送ること、理性と身体の調和を保つことだそうで。
そしてここからが大事。
この幸福には「人間としての自己に対する信頼」という前提がついてくる。
この前提をクリアするために必要なのは「自らを愛せ、しかし表面的でなく深く」。
自分が大切にする幸せは何なのか、自分は何を求めているのか、何がしたいのか、問い続けること。
こんな感じです。いろいろと考えさせられますね。
自愛に関する考えが180度変わった、そういう意味ではコペルニクス的転回なのかもしれませんね。
ではまた。